環境教育
「ひがさす」では、体験型の環境教育を行っています。
地域の自然や人と繋がる学習プログラムです。
東よか干潟ビジターセンター「ひがさす」の学習利用について
*「ひがさす」は、ラムサール条約湿地である東よか干潟を核とした環境学習の入り口です。体験や見学を通して貴重な自然を未来へと引き継いでいくことを考える機会をご提供します。
*世界に認められた“宝”が佐賀にあることを知ることで、郷土愛の醸成に繋がります。
*最大の魅力として、目の前に広がる干潟で本物に触れることができます。生物の営みに接し、自分もこの環境の一部だということを感じてほしいと願っています。
ラムサール条約の理念である3つの柱
湿地の「保全・再生」と「ワイズユース(賢明な利用)」、これらを支え促進する「交流・学習」
ひがさす体験学習
施設見学(ボランティアガイドの解説を聞きながら見学することもできます)
- 東よか干潟ビジターセンターひがさす
- ・ラムサール条約や東よか干潟の価値、魅力等が標本や映像で学べます。
・地中熱を利用した冷暖房システムや、海洋プラスチックごみについても知ることができます。
・展望台からは、広大な有明海や佐賀平野の田園風景が展望できます。 - 東よか干潟(東与賀海岸)
- ・日本一の渡来数を誇るシギ・チドリ等の野鳥、日本一の群生地であるシチメンソウ、日本一の有明海の干満差、ムツゴロウやトビハゼ、シオマネキ等の底生生物等が観察できます。
ひがさすワークショップ
ミニワークショップ:所要時間10~20分(毎日開催、予約に合わせて実施することもできます)
- がたぬりえ
・潟泥を絵の具として干潟の生き物の塗り絵を行い、潟泥の特徴を知る。 - プラごみアート
・東よか干潟に漂着したプラスチックごみを使ってアート作品を作り、プラスチックごみについて考える。 - 鳥凧づくり
・折り紙で、弱い風でもよく飛ぶ凧を作り、渡り鳥の体はとても軽く、遠くまで飛びやすい特徴があることを知る。 - かもめひこうき
・滑空するかもめ型グライダーを作り、渡り鳥が数千キロ飛んでも疲れにくい飛び方について知る。 - 干潟の生き物ペーパークラフト
・ペーパークラフトを作りながら生きものの特徴を知ることで、干潟でも生きものを見分けられるようになる。
実験・観察ワークショップ:所要時間30~40分
(団体の希望に合わせて実施、事前申し込みをいただきます)
- ひがさすクイズ
・クイズラリーを行い、楽しみながら館内の様々な展示をじっくり見学する。
(ボランティアガイドと組み合わせることで、学習効果が高まります) - 潟泥のろ過実験
・実験器具を使用し、潟泥が墨汁を吸着し、水が無色透明になることを確かめる。 - 野鳥、生きもの、シチメンソウ観察
・めずらしい渡り鳥や干潟の生きものを観察する。(双眼鏡貸出可)
・シチメンソウを観察し、色づき調べや、虫眼鏡を使って種などの観察をする。 - 珪藻観察
・ムツゴロウやシオマネキが食べているケイソウを顕微鏡で観察する。
干潟のごみはどこからやってくる?(干潟清掃と漂着ごみの分析)
所要時間2時間程度(清掃活動30分、漂着ごみ分析1時間、休憩・移動30分)
- 清掃活動
・海岸に漂着する様々なごみを拾うことで、多様な生物が暮らす豊かな自然環境を未来へつなげる。 - 漂着ごみの分析
・拾ったごみについて「ごみ調査・ワークシート」を用いて分析し、どんなごみが多く流れてきているのか、ごみを減らすために普段の暮らしでできることはないか考える。
(佐賀大学農学部 郡山研究室(浅海干潟環境学)作成)
- ごみ調査・データカード(PDF):どんなごみが多いのか分析します。
- ごみ調査・ワークシート(PDF):データカードをもとに、調査結果をまとめます。
がたさんぽ(ボランティアガイド):所要時間30分~1時間程度、時間の調節は可能です
- がたさんぽ
・地元ボランティアガイドの解説を聞きながら、館内や干潟を散策する。
ボランティアガイドのお申込みはこちら
見学コース例
- 基本的な見学コース(1時間)
展示室見学(20分) → 展望台見学(10分) → 干潟でシチメンソウ、野鳥、干潟の生物観察(30分) - 野鳥観察を取り入れた見学(1時間10分)
展示室見学(20分) → 展望台見学(10分) → レクチャールームで望遠鏡の使い方説明(10分) → シチメンソウヤードで野鳥観察(30分)
*野鳥観察に適した季節や時間がございます。ご相談ください。 - ワークショップを取り入れた見学(1時間30分)
展示室見学(20分) → 展望台見学(10分) → レクチャールームでワークショップ(30分) → 干潟でシチメンソウ、野鳥、干潟の生きもの観察(30分) - 他施設との関連性を持たせた見学
さが水ものがたり館(佐賀市大和町)
防災・減災、河川環境、河川愛護の意識啓発のための学習
↓(移動:車で30分)
東よか干潟ビジターセンターひがさす(佐賀市東与賀町)
河川環境が有明海の環境に大きく影響していることを知る
【留意事項】
※ 見学時間は、ワークショップの内容や参加人数により異なります。
※ 月曜日(祝日の時はその次の日)は休館日のため見学や受付は行っていません。
※ 見学の際は必ず事前に申し込みをお願いします。
※ この他にも再生可能エネルギー(地中熱)、ひがさすでのSDGsについてなど体験可能な素材がございます。また、干潟での活動に適した日程がありますので必ず事前にご相談ください。